DONALD
BYRD “BLACK BYRD”
72年録音でタイトルにBLACKという文字がありジャケットもどっぷりと黒い、ということから、普通のジャズファンには敬遠されそうなアルバムだ。72年かあ。RTFのデビュー作と同じだ。
たしかに前作の「エレクトリックバード」はビッチェズ・ブリューとムワンディシの悪いところだけ抽出したような出来だったしね。ジャケットだけは80年代のフュージョンを思わせるようなかっこよさではあったけど。
ところが驚異のプロデューサーであるマイゼル兄弟によって見事にドナルド・バードが復活したのだ。いや別に落ちぶれてはいなかったけど。70年代初頭でのジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダー、ハーヴィー・メイソンというリズム隊と言うと、自ずとどういう路線かは想像つくだろうけど、”FLIGHT TIME””SKY HIGH”は爽快感ありまくりで休日にFMで流れてくるような名曲。この後マイゼルとのコラボでさらに飛翔するのであった。
わかる人ならマイゼルの名前が出ただけで「お!おもしろそう」か「けっジャズじゃねえよ」のどちらかの評価が即座に下されるw わからない人へ、少なくともジャケットのような古くさいサウンドではないのでご注意を。
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