先日BSで、チックとハービーのデュオによるライブが放送された。チックの75歳を祝ってNYのブルーノートで連日行われたライブのひとつだ。還暦のときのランデブー・イン・ニューヨークから、もう15年もたったのかとおもった。
第一線で長く活躍してきた二人だけあって文句なしの素晴らしい演奏だった。ジャズを知らないひとが聴いたらデタラメに聞こえるんだろうけど。どうでもいいけど、ランデブーのとき以上に店内は人が多く、ピアノのすぐ横にもテーブルがあって日本の消防法だとひっかかるのかななどとおもった。
冒頭にやったカンタロープ・アイランドは打ち合わせにはなかったのではないかなと感じた。番組はライブをひたすら流すだけでなく小曽根真のインタビュー(すごくおもしろい内容だった)とかも挟んでよい構成だったとおもう。リラックスした遊び心あるライブで、MCではジョークを連発したりお互い後ろ向きになってピアノを弾いたりという大御所らしくないくだけたステージに、観客もなごんでいたようにみえた。
最後に演奏したスペインでは、コール・アンド・レスポンスでチックやハービーが弾いたフレーズを客にスキャットで歌わせた。でた~これチックがよくやるやつだよなあ。「おいおいダメだよ。ジャズファンはオープンな性格じゃないんだから」とつっこみたくなった。
案の定全員がノリノリで歌うのではなく、遠慮がちに低い声で歌うみたいな感じだった。当然歌ってないひともいた。
日本でこれをやったらさらにひどいものになっただろう。そう、実はおいらもチックのライブのときにこれをやられて、恥ずかしがりながら歌ったことがあるw
チックもハービーもキャリア長いのにファンの特徴はつかんでないのだなと感じたw
↓よろしければ投票してください!
音楽(ジャズ) ブログランキングへ