タワーレコード限定でブルーレイのみというよくわからん販売となったドキュメンタリー映画「JACO」。ジャコの偉大さがいまさらながらにわかった。ジャコという伝説ではなくひとりの人間がいたということが伝わる。
製作総指揮はメタリカのベーシストのロバート・トゥルージオ。ジャコが使っていたフェンダー・ベースは今は彼が保有しているそうだ。見たことがないお宝映像がたくさん出てくる。うん、出てくるんだけど、どれも短いうえにすぐにインタビューの音声がかぶってくるんだよね。はっきりいってジャマだ。ウェイン・コクラン時代とかイアン・ハンターの録音風景とかもっと見たいのに。映像が短いのは、晩年であれば破たんしてない部分だけを選んでいるのだろうからわかるんだけど、70年代はそうじゃないでしょ。
もっとも、アレックス・アクーニャのどアップばかり映ることで有名なWR加入直後のモントルーのライブは、アクーニャのインタビューをかぶせたりしていて苦労したのがうかがえたw
ジャコがいかに天才的だったかがわかるんだけど、時間がすすむにつれて人格がどんどん壊れていくのがわかり見ていてつらいと感じた。
それにしてもロバート・トゥルージオだから仕方ないのかもしれないけど、コメントで登場するベーシストがスティングとかフリーとかジャズと関係ないひとばかりなんだよね。フリーなんか紫の髪の毛で前歯がぬけたもうろく爺さんみたいになっていてさ、言ってることもジャコの音楽をどこまで理解してるのかなと疑いたくなる内容。ベーシストからコメントとるならヴィクター・ベイリーとかスタンリー・クラークとかマーカス・ミラーとかジャコと関係がありそうな人じゃないとさあ。
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