Pais Tropical
セルジオ・メンデスの1971年の傑作。名義は「77」になっている。セルメンというとマシュ・ケ・ナダとか「66」時代の方が有名だが、おいらはこのアルバムが一番好き。
もともとセルメンはジャズサンバのミュージシャンで、あの歴史的カーネギーホールコンサートでもジャズサンバのバンドとして出演したはずだけど、売れるポップスを選んだ。それをどう評価するはは人それぞれだろう。おいらは素晴らしいポップスを作ることになったという点で、大いに高く評価したい。
さてこのアルバム、1曲目のタイトル曲にトム・スコットが参加していることと「ザンジバル」においてセルメンのピアノソロが聴けること、あと数曲デイブ・グルーシンがアレンジしていること以外はジャズ要素ありませんw でも、3曲目はミルトン・ナシメントの最初期の曲でトラヴェシアを知っている人なら当然知っている曲だし、ブラジル音楽ファンには知らない人はいないアーザ・ブランカとかも入っていて、まあとりあえず聴いてみてほしい。
ちなみにCDでは日本語バージョンのボーナストラックも入っているけど、このCDもしかして現在入手困難なの?
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