Heart of the Night
意味不明のジャケットは何なのだろう。握手でもないし。
さてこのアルバム、基本的にやっつけているという印象があったんだけど、今回改めて聴いてみたらわるくない。シーケンサー入りの曲とかは重すぎるけど、オルガンや4ビートなど、ストレートアヘッドなジャズを意識したつくりになっている。
目立つのはフリオによる2曲目だが、完全に異色なのでこれは飛ばそう。それから、やけにナンパに走った「Surrender」 も違和感はある。いや、これらはテーマメロディは良い。その他の、断片的な印象を与え、かつ大して名フレーズでもない曲群が、とにかくダサいのだが、改めて聴くとわるくないのだ。ダサいのは事実なんだけどね。
個人的には先のアルバム同様、日本盤ボーナストラックの「Best thing」があって初めて完成、という気がする。ラストを締めくくるにふさわしい。ていうか、スパイロのアルバムって昔から、それこそモーニングダンスのころから、ラストがとにかく締まらないというのが多かったと思うね。実験的なやつを最後に入れる傾向もあったし。
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