JIMMY
ROSENBERG “TRIO”
ジャンゴでおなじみのジプシージャズの精鋭のひとり。YOUTUBEで少年時代の映像を見ることができる。自分より大きなギターを縦横無尽に操る姿は脅威としかいいようがない。
スタイルの創始者であるジャンゴは歌心があったが、ジミー含め多数いる後継者は速弾きとひたすら八分音符で攻めることが多く、食傷気味と感じることもある。
力強いピッキングの速弾きが魅力のスタイルではあるが。個人的な好みを言わせてもらうとBLUE BOSSAやCHEGA DE SAUDADEなどをやるのはどうかとおもう。まったく、ではなく、微妙に「なんか違うんだよな」という違和感。例えば、同じブラジル音楽でもショーロのミュージシャンであるエポカ・ヂ・オウロによるボサノヴァ曲DISAFINADOや、同じくショーロのアゼヴェートによる「追憶」みたいな違和感がある。上手くジプシージャズ的に仕上がってはいるけど、変な迎合という印象をもってしまう。だいいち、この手の曲はやはりモダン以降の手法のほうが合っていると感じる。ファンによる勝手な思い入れだとはわかるんだけどね。いつまでも同じことばかりやっていられないのは理解できる。
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