ジャケットが数種類ある。ミルトンの中でも一種の問題作として高い評価を得ている。
ブラジル軍事政権の歌詞検閲により、多くのミュージシャンは二重三重の暗喩で表現するという方法で反体制ソングを作った。もっとも「シコ・ブアルキなんかあまりにもあからさまな歌詞を書いたのに最後まで「これは女にフラれた曲だ」と言い張ったりもしたみたいだけど。
ミルトンは、「歌詞を歌わない」という方法を試した。このアルバムは3曲以外歌詞がなく、スキャットで歌っている。声の調子で言いたいことを伝えるという選択だ。
はっきり言って、言いたいことは伝わらないとは思うがw、かなりの名盤である。ナナ・ヴァスコンセロスの参加もかなり大きい。パット・メセニーのアルバムでもおなじみのナナのサウンドが聴ける。
ちなみにライブ盤とされているこっち↓は、実はたいしておもしろくない。
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