出会いと別れ
ミルトン・ナシメントのアルバム。一部では最高傑作とか言われているが、アホか。すっかりアメリカナイズされて、従来のミルトンの味がほぼない。過去の作品「raça」もなんだか単なるポップス。プロデューサー誰だよ?
これを「ヒューバート・ロウズやパット・メセニー参加」といって売ろうとすること自体がまた気にいらない。ミルトンでなくそっち目当てかよといいたい。 パットなんか、ご丁寧にアコギとシンセどっちも弾いちゃって、完全に自分の音楽にしている。それがあんたが尊敬するミルトンに対する態度かあ?
日本盤の帯には「天才ジャコに影響を与えたとも言われる」なんて書いてあってさ、ジャコの名前出さなきゃ売れないとでも思っているのか。だいたい、ジャコに影響を与えたってどういうことだ、誰が言ってるんだ?晩年のNYライブでミルトンの曲を演奏していました、ってだけだろ。
こういうマーケティングも嫌いだし、あのミルトンがこれかよ、という内容になっちゃってるのも嫌い。ブラジル音楽が好きなおいらには不満の残るアルバムだ。
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