2015年6月24日水曜日

ジャズをもっと売れるようにするには



ジャズの発展のためにはもっと売れるようにならなければならない。これは誰もが認めるだろう。ジャズ・ファンの間だけでなく、ジャズを聴かない人間をとりこめるとよい。

他ジャンルの人がジャズをやる、というのはあまり効果がないね。たいていは元アイドルなんかが「FLY ME TO THE MOON」を歌って「ジャズも歌える」などと一瞬だけ話題になっておわりというパターン。いいかげんにしてほしい。以前も言ったように「ジャズを歌う」のと「ジャズの曲を歌う」はまったく違う行為。聞いてるか、元ハロプロの人。

では、AKBとかそのあたりの曲をやるというのはどうだろうか。そっち系のファンが買ってくれるかも。そのうちの何人か(1%もいないだろう)がジャズの雰囲気に惹かれてジャズ・ファンになってくれるかもね。

というのは冗談だけど、演奏する曲によって他ジャンルのファンに関心をもってもらうというのは少しは効果があるのではないかな。ミュージカルだけでなく、クラシック、ロック、アニメ、映画などから素材をもとめてきたジャズであるから容易にできるはずだ。

誤解を恐れずに言うとボカロの曲はどうだろうか。コンピューターの女が歌って踊って、などとバカにしてはいけない。そういう部分もあるけれど、ボカロの作曲家たちは「なんとか48」とかみたいなに曲なんかあってもなくてもいいような(しかも半分寝てつくったような駄曲。一番ちからをいれるのは曲名のインパクトだけ。やたら長くするとか)世界とちがって、評価されるのは曲と詞であり、それが勝負どころなので考えに考えて作っていて(当然例外もある)かなり斬新なものもある。これはクラシックやジャズの歴史で革新性を求めて新しいことを始めたミュージシャンたちに似ているともいえる。演奏するのはコンピューターなのである程度技術的な無理もできる。それでもクラシックやジャズのミュージシャンなら演奏できるだろう。


と、ボカロをやけに褒めちぎってみた。よく考えたら結局ジャズでやる、という話なんだからボカロでなくてもいいんだよね。いろんなジャンルの曲を探ってみようという、その一環というわけであって。


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