ジャズ・ファンには説明不要の映画「ラウンド・ミッドナイト」
はじめてみたときは普通のハリウッド映画みたいなものを想定していたのでつまらなく感じたんだけど、2度目にみたときはなんというか涙ものだった。全ジャズファン必見ですね。
さて、冒頭にキャストの名前がでてくるのだけど、ロン・カーターがウェインよりかなり前にでてくる。出番がウェインより少ないしセリフもないのに(ウェインはセリフある)これが世界的評価なの?まあロンがウェインより先に名前があがるなんてこれが最初で最後だろうとおもう。
ロンがでてくるのはデクスター演じるターナーがラウンド・ミッドナイトをスタジオでレコーディングするシーン。なぜかひとりだけパイプふかして大物ぶってるのがリアルだw真に迫っている。映画の演出ための小道具ではなく、頼んでもいないのに本人がもってきたように感じる。だってジャズのレコーディングを演出するとして、いくらジャズ知らないひとでもパイプはつかわないでしょ。
しかしそんなことよりも驚愕することがある。なぜかロンのほかにもうひとりベース奏者がいるのだ。疑問を感じながらもみていると理由がすぐにわかる。そのもうひとりのベースはアルコとハイ・ポジションでのリフなど、難しいところ専門なのだ。その横でパイプをくわえた大物ロンが余裕の表情でベースラインを弾く。そして!このレコーディングシーンは短いのにしっかり「グィーーーン」やってますw さすが名人としかいえないw 膝を叩いてよろこんでしまった。
この映画は音楽を担当したハービーが光っている。演奏は力みがまったくないすばらしいもので、まさにこれぞジャズというべき。よくハービーとチックは比べられるけどこの映画のような演奏はチックにはできないのではないだろうか。
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