2014年9月12日金曜日

ジャズとオンナ 3 またはジャズファンの特徴

先日の記事とだいぶかぶるんだけど、たまたま友人と話していて改めて思ったことなので、書いてみます。ちなみに友人は女性で、「ジャズとオンナ」で書いたことの被害者。




まあジャズに限らず音楽ファンは語りたがりが多いよね。たいていは男が女に語るという図式。おいらもジャズ聴き始めのころはつい熱く語ってしまったけど、音楽は好みの問題だから、押し付けちゃならんのだよね。押し付けられるものでもないし。

それで自分も楽器やっていたりするとよけいに始末がわるくなる。ピアノやってる女性に「もっとビル・エヴァンスを聴いたほうがいい」とか(言われなくてもものすごく聴いてるっつーの)、バイオリンやってるひとには「グラッペリ聴いたほうがいい」とかさ、寺井尚子さんが登場する前はとにかくバイオリンといえばグラッペリの名前がでてきたけどさ、グラッペリを薦めている本人が実は聴いてないというのがほとんど。そもそもグラッペリしか知らないだけ、それも名前だけ。ジャンゴ時代のグラッペリもほとんど聴いていない、よくもまあ言えたもんだと思う(おっと、さっそく実話臭が漂ってきたな)。

前にもいったように、いわれた女性はたいてい表面上は素直に聞くので、よけいに男がつけあがる。自分より数段うまいのにセッションであった女性に延々と講釈するとか実際にいた。おいらは隣で酒を飲みながら、心の中で「おい、おまえ、気は確かか?」といっていたよ。自分よりうまいのに、女性だというだけでえらそうに講釈するんだよ?うーん、うんざりだ。そういうやつに限って「ブルースしかできない」「一発屋」だったりするから、ある意味尊敬するわ。

で、これもまた前回にいったけど、大切なことだから繰り返すよ、女性ミュージシャンの人、必ずメモしてくださいよ。

とにかく!メアドなんか教えるともう大変だからね。長文メールがどんどん来ます。これがまた、飲んでメールするもんだから、少し支離滅裂。ほっておくとバディ・ボールデンのあたりから語りだし「もっと○○を聴け」と自分の好みを押し付ける。お前はいったい何歳だよ。ていうか、あんた好みのプレイをしたいわけじゃないから、何の権限があってそんなこというんだといいたい。デズモンド風に吹きたいのに「もっとサンボーンを聴け」って、いや、うるせーよ、と。いかんですな。こういうひとがせっかくの女性ジャズ・ファンをジャズから離れさせるのだとおもう。ベースやってる女性に「もっとロン・カーターを聴け」とかいってCD渡したりしてw それだけはやめろ!といいたい。




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