2014年4月19日土曜日

マイルスの「My Funny Valentine」



ジャズを聴き始めたばかりのころの思い出。


たまたま借りて聴いたオムニバス盤に、マイルスのマイ・ファニー・ヴァレンタインが入っていた。ご存知、クッキンのやつだ。ジャズ史上最高の名演の1つだね。

クッキン 

感動したおいらは、このテイクが入っているオリジナルアルバムを買おうと思い、レコード屋に行った。
ただ、どのアルバムに入っているかわからない。マイルス・デイビスの、マイ・ファニー・ヴァレンタインということしかわからない。

そのうち、マイルス・イン・トーキョーというアルバムをみつけた。これだ

マイルス・イン・トーキョー 
  なんだかジャケットもかっこいいし(しかし、ロンなんだよな・・・)、さらにいえばまだジャズ聴き始めのころ、同じ曲を何度も録音するなんて知らないし、ライブアルバムということもわからずに買ってしまった。

家に帰り、期待しながら聴いてみると・・・

冒頭の、テーマメロディをまったく崩しまくった、かすかに面影のあるフレーズ、さらにミュートでなくオープン、おいらは呆然とした。なんだ、これは?マイ・ファニー・ヴァレンタインではないぞ!
おまけにサム・リバースでしょ、レコード1枚買うにも思い切りが必要だった時代、悲しかったね。

まあ今はかなり好きなアルバムになっているけど。やはりマイルスはすごい。落胆したおいらを引き戻すのだから。

ということで、もしあなたがコルトレーンのネイマやマイ・フェイバリット・シングスが気に入ったとしても、絶対に「ヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン」は買わないように。

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