2014年4月16日水曜日

10月10日「オールデイ・ジャズ・リクエスト」の思い出



今から20年くらい前の話になるんだけど、NHK・FMで10月10日に「オールデイ・ジャズ・リクエスト」と銘打って、午前から深夜まで延々とジャズを流す番組があった。基本はリクエスト。いい番組だったのに、4回目くらいでなくなってしまったと思う。もしかしたらおいらが知る前から続いていたのかもしれないけど。

おいらは第1回(知る限り)から何度もリクエストの電話・ハガキを出していたのに、結局1回も取り上げてもらえなかった。

やはり、リクエスト曲がジョン・マクラフリンWithマハビシュヌ・オーケストラの「天界と下界を行き交う男」ではだめだったか。

このように、この番組のスタンスはフツーのジャズ以外はダメというものであって、フュージョンは徹底的に無視されていた。この番組の欠点はそこだな。
もっとも、第1回にちょっとだけウェザーリポートが流れたのは、ある意味放送事故かw

第2回か3回のときに、「ジャズ講談」という企画があり、ハービー・ハンコックのジャズ人生をネタにした講談が放送された。
普通、番組の主旨からいえば、ドナルド・バードのバンドでデビューしてマイルスに引き抜かれて・・・というところを期待されているのだと思うんだけど、原稿を書いた某評論家、そんなものではなく、あろうことかフュージョン時代も終わりハンコックがこれからどうしようかといっているところでビル・ラズウェルに出会いフューチャー・ショックを作るという内容のw、とんでもなく楽しいものにしてくれた。おいらがラジオの前で喝采を送ったのはいうまでもない。

メインストリームだけがジャズではない。


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