先日、デイブ・ブルーベックの「Dave Digs Disney」の話をしました。
ジャズではディズニーの曲を取り上げることが珍しくないので、ジャズファンはけっこうディズニー映画の曲を知ってたりする。でもそれはジャズで取り上げられるものに限定されているし、「不思議の国のアリス」のように原曲とは似ても似つかぬほど「美しく」なっちゃっているものもある。
実際ディズニー映画の曲で名曲はたくさんあるけど、ジャズとして演奏できるものは限られてしまう。コードが単純すぎたり、何コーラスも繰り返して演奏するのに適していない曲想だったりする。
エルトン・ジョンやフィル・コリンズが曲を作った映画もあり、そういうのはさらにジャズに不向きになっている。
おいらは「いつか王子様が」や「星に願いを」などスタンダード化しているのが古い曲だけという事実に対抗して、「リトル・マーメイド」や「塔の上のラプンツェル」の曲をライブでやってみたりした。メインの歌曲以外にも、いやメイン歌曲以外にこそジャズにもなる名曲があったりする。「美女と野獣」なら「愛の芽生え」とかね。わりといけましたよ。
このMALTAのディズニー歌曲集、知ってるかな?これはアレンジも秀逸で、なおかつ繰り返しに適さないという曲については1コーラスをメドレーにすることで、多くの曲を美しく聴かせた、すばらしいアルバムです。 ホント、アレンジが素晴らしすぎる。原曲とは違うのに原曲のムードを壊さず、メドレーのつなぎかたはあまりにも巧みで脱帽するしかない。いえいえ、小難しいことをしているんじゃないんです、ただセンスがよすぎる。MALTAなのかな、アレンジャーが別にいるのかな。ライナーに書いてあると思ったけど、確認しないままこのブログをアップしました。
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