CORNEL
DUPREE “TEASIN’”
リチャード・ティー、チャック・レイニー、バーナード・パーディーといった古くからの仲間による肩肘張らないくだけたアルバム。このメンバー、デュプリーだけでなくみんながワンアンドオンリーのスタイルだよね。
デュプリーとティーは亡くなってしまったのが残念。今の音楽はこういう個性的な職人みたいなひとにお目にかかることが少なくなったと感じる。デュプリーといえばライブの最中にパイプ取り出して火をつけるのが有名。こういう余裕が演奏にもにじみでている。個人的にはタバコは嫌いだから、他の人がやったら腹立つけどね。彼がやるとサマになる。今後は受動喫煙防止条例によってそんなことはやろうとおもってもできなくなるんだろうなあ。
確かデュプリーだったと思うけど、キング・カーティスに「テキトーに演奏するな」と怒られたことがあって、常に全力をもって演奏するようになったとか。あの余裕あるプレイもなんとなく弾いているのではなく、真剣に音楽に対峙した結果なのだ。
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