知人のベーシストが吹奏楽の楽団にも入っているんだけど、彼から聞いた話。
たまたまメンバーが足りなくて、トラでジャズのサックス奏者に来てもらった。そしたら、ただリフを吹いているだけなのに「浮いている」と感じたそうだ。ジャズしか知らないサックス奏者なので、吹奏楽でもジャズのノリ、当然ジャズのアンブシュアで吹いて、楽譜通りのことをしているのにジャズになっていたとか。「いいわるいという問題でなく、ああ、こういうもんか」と思ったと、知人ベーシストが言っていた。
逆の話。このベーシストが所属しているビッグバンドで、トラで吹奏楽やっているトランペット奏者に来てもらったことがあった。楽譜はかなり読めるそうで、「書きソロ」をやってもらったら、まったく楽譜通りで間違いはないのだけど、全然ジャズっぽくないサウンドになってびっくりしたそうだ。アンサンブルでも音色が違うのか、浮いていたとのこと。
音楽それぞれ個性があり、そのジャンルで長いことやっていると体に染みつくんだなあと思った。
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