THE
CRUSADERS “STREET LIFE”
この頃にはいつのまにか都会的でメロウな路線になったクルセイダーズだが、時代の流れで仕方ないのだろう。わるいことではないし。本作は硬派インストを貫いていた彼らが初めてボーカルを(1曲だけ)いれたアルバム。
嫌々だったようだが結果的に大ヒットで、そのせいかどうかわからないがこのあと他のミュージシャンたちもボーカルを起用することが多くなった。ボーカルがいないとラジオでオンエアされないという事情もあったそうだ。これに先立ちベンソン先生のマスカレードもあったけど、こっちがフュージョン界において決定的だったと思う。
ボーカル曲は普通は歌が中心となって器楽は控えめになることが多いのだが、この”STREET LFIE”ではジョー・サンプルもウィルトン・フェルダーもたっぷりソロをとっていて、そのせいで11分という長さになっている。ラジオ放送なんかクソくらえ、ポリシーをまげてないのはさすがだ。
どうでもいいけど、大昔にこの曲をやりたいというボーカルがいて一緒にリハーサルをしたんだけど、後半の音が高くなる部分で本人の音域が狭くて声がでないからその部分を歌ってなかったんだよね。だったらやるなよとおもった。
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