RETURN
TO FOREVER “ROMANTIC WARRIOR”
邦題は「浪漫の騎士」。すばらしい邦題だ。70年代にふさわしい。カタカナで「ロマンティック・ウォリアー」だったらダメだよ。
チック得意のネヴィル・ポッターの詩に着想を得たアルバム。名義はチックではなくRTF。日本盤には詩の和訳もついているが、詩の良し悪しなどわからんおいらとしては何を言っているのかさっぱりだ。第2期RTFの最後のアルバムにあたるのだけど、RTFすべての時期を通してここがピークだったとおもう。完璧なサウンド。作家の島田荘司もこの作品を絶賛していた。
人によって好き嫌いはあるのだろうけど非の打ちどころがないアルバムだ。ものすごい完成度。加えて全員の超絶テクニック。スタンリーがまったくディメオラに負けていないことに呆然とする。この反動が第3期のトホホ路線を生んだのだろうか。
全員が作曲しているけどチックのものが断然優れている。さすがだ。80年代以降の、無意味機械的ユニゾンの一歩手前で踏みとどまっている。とにかくかっこいいので聴くべし。
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