ジョシュア・レッドマンのカルテット等で俄然頭角を現した超絶技巧ドラマーのブライアン・ブレイドだけど、彼が率いるフェロウシップ・バンドのサウンドはいい意味でこちらの期待を裏切ってくれる。
書籍「Jazz
The New Chapter」で紹介されたらしく、全4作のうち昨年出た4thを除く3作が廉価盤で出ていたので聴いてみた。
とにかくすばらしい。確かに斬新だけど難解さはない。2本のリード楽器に2ギターと3リズムというコンボ編成だけに、奏でられる音楽の宇宙的な広がりと言うか美しさに愕然とさせられる。メロディと曲構成とソロが渾然一体となって独特の幽玄な雰囲気。ドラマーはリーダーだけど裏方に徹して超絶技巧は封印。ピアノのジョン・カウハードは初めて聴いたけど、プレイと曲作りで番頭格の活躍。いい。
それから2nd以降参加のギターのカート・ローゼンウィンケル。独特のウネウネサウンドとフレーズはバンドカラーを染め上げてしまうほど圧倒的。彼は天才だね。
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