いままでにいくつかおいらなりの(どうでもいい)教訓を紹介してきた。「ブレッカー・ブラザーズの教訓」「マイケル・ブレッカーの教訓」「スライド・ハンプトンの教訓」おっと、3番目はおいらのじゃないや。今回紹介するのは題名のとおり「ハービー・ハンコックの教訓」です。
ウイントン・マルサリスはデビューしたてのころにハービーと共演しているよね。あの駄盤「ハービー・ハンコック・カルテット」とか。そのころのウイントンについてハービーは「当時のかれは毎回100%をだそうとしていて、よくなかった。手を抜くわけではないが余裕を残さなければだめだ。100%をの演奏はたいていダメになる」みたいなことをいっている。まったくその通りで、アドリブでついついあれもこれも詰め込んでしまうおいらには耳が痛い。管楽器のひとなら息継ぎで適度に空白ができ気持ちに余裕みたいなものがでるのだろうけど、弦楽器はぼーっとしているとひたすら弾いていることがある。意識して止めるようにしなければならない。弾きまくっても許されるのはパット・マルティノだけだ。止めるだけでなくそこから余裕をつくらなければならないのだけど。
これって言い方はちがうけどいろいろなところで言われているよね。ていうか、このブログでもほかのところで言ったような気がする。ちっ。
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