キャノンボールの初リーダー作です。
別ジャケットもある。おいらが持ってるのは上のほうだけど。
キャノンボールのデビューのエピソードはみなさんよくわかるでしょう。すごいプレイをして、一晩で有名になったという、あれだ。チャーリー・ラウズがサックスを貸したけど、実はラウズは知り合いだったとかいろんな真相があるけど。
まあとにかく、キャノンボールはすごいテンポで「ボヘミア・アフターダーク」を演奏して、さっそくレコーディングのチャンスを得たというわけだけど、この初リーダー作「え?」という内容になっている。
いやいや、キャノンボールの演奏がだめだというわけではないよ。ただね、アルバムの収録曲にアップテンポが1つもないんですよ。プロデューサーは何考えてるのかねえ、だからサヴォイは今でもダメレーベル扱いされるんだな。パーカーの録音をたまたま持ってること以外高い評価できない。
確かに、このリーダー作は初レコーディングではないけどさ、でも違うでしょ。ニックネームから考えてもバリバリとアップテンポの曲を演奏すると期待してしまう。
さて、そういう期待を差し引けば、もともとキャノンボール大好きなおいらだから、よいアルバムだと思う。パーカーとは全然違うアプローチで、どうして「パーカー派」扱いされたのかよくわからないけど、すでに完成されていたというありがちなほめ言葉がまさにぴったりとくる、すばらしい演奏です。
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