2017年11月9日木曜日

YAMANDU COSTA & ALESSANDRO PENEZZI “QUEBRANTO”



 
YAMANDU COSTA & ALESSANDRO PENEZZI “QUEBRANTO”


そうそう、マヌーシュ嫌いの友人は7弦ギター奏者ヤマンドゥ・コスタも嫌いで「なんで秒速男のそっくりさんの話なんかするんだ」と言われたことがある。ま、確かにジャズではないけど、世界トップレベルのギタリストだし、おいらの勝手でしょ~

このアルバムは7弦ギター奏者ヤマンドゥ・コスタの最新アルバムで、例によってデュオ。ヤマンドゥはデュオ編成が一番良いね。今回のパートナーはアレッサンドロ・ペネッシ。6弦ギター奏者だと認識していたけど、バンドリンとかいろいろやる人みたい。ガロートが有名だけど、ブラジル人は多数の弦楽器に習熟している人が多いとのこと。カバキーニョはほとんどの人が弾けるとも聴いたことがある。

このアルバム、2本のギターの弦の響きが心地よい。個人的には過去のヤマンドゥのアルバムに何度か収録されているオリジナル曲”SAMBA PRO RAPHA”がよかった。これってハファエルに捧げている曲なのかな。アルバム全体的に短調の地味な曲が多く、アミウトン・ヂ・オランダ、ドミンギーニョス、パウロ・モウラとのデュオ作品にみられた「これぞブラジル!く~、たまらん!」という感じが弱い。ホジェリオ・カエターノとのときより重く、ヴァルテール・シルヴァとのときより軽く暗いという位置づけか。うーん、ヤマンドゥのファンならこの形容でなんとなくわかるだろう。




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