PAT
MARTINO “EXIT”
パット・マルティーノが記憶喪失になる直前のアルバム。彼の最高傑作という声もあるが、おとなしすぎるという意見も。独特の世界を創っていて70年代ジャズのひとつの金字塔といえるのではないかとおいらは思う。70年代ジャズを嫌いな人はどう思うか。
このアルバムにおける、激しくもあり静謐でもある雰囲気作りは、ギル・ゴールドスタインのピアノとリチャード・デイヴィスのベースが非常に大きく影響しているのではないだろうか。とくにベースは、ピックアップの開発によりとりあえず速弾きは可能になったが、某有名ベーシストの音色と奏法のせいで批判の対象にもなった「70年代電気的ウッドベース」の特性を最大限に生かしたプレイだ。素晴らしい表現力だ。電気でしかできない演奏であり、いくらアンチ派でもこれには文句がいえないだろう。ものすごいセンスだとおもう。
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