2017年11月8日水曜日

ドラムソロ



ジャズを聴き初めたころはドラムソロがあまり好きではなかった。そのころはロックやポップスとはちがうジャズのハーモニーに魅かれていたし、ドラムソロになると他の楽器がすべて音をだすのをやめるので曲の進行感がなくなると感じたのだ。4バース程度の短さならなんとか許容という感覚だった。

しかしそのうちアート・ブレイキーのソロならいいと感じてきた。なぜなら、ソロの間中ずっとハイハットを踏んでいるので曲の流れが止まった感じがしないのだ。聴いているこっちが見失わないしw 初期(ホレス・シルヴァー在籍時)のジャズ・メッセンジャーズのあたりとかね。

ところが、その後いろいろ聴いていくうちにブレイキーのソロが苦痛になってきた。60年代ジャズ・メッセンジャーズや他のブルーノート作品で長尺のドラムソロが入るとだんだん2,4拍目のハイハットがオモテに聞こえてくる。いかんいかんとおもって無理やり「1、2、3、4」と数えたりwして強引に裏に感じようとしても、一度オモテだと思ったらもう無理(ここでギクッとした人も多いはずだw)。ジャズファンとして未熟だからオモテに聞こえるのだなどと悩んだものだ。

で、今はあまり気にしなくなった。オモテに聞こえたら聞こえたでいいじゃん、と。”WLAKIN’”のイントロはあいかわらず裏返って聞こえるしねw



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