2017年11月26日日曜日

ジャズマンガ「Blue Giant Supreme」第30話


うーん、確かにあのペッターがステージでメンバーと話しているのはいただけない。おいらもステージで簡単な会話はする。「次、○○ね」とか「ベースソロ飛ばすよ」とか。
でも、あいつはフツーに世間話しているみたいだもんな。あれで「自分も楽しまなきゃ」って、そりゃ違うだろ。まずは客を楽しませることが第一。さすがにああいうのを見せられたら客は楽しくないぞ。

ラファは、あのペッターは別にして、大した日常の変化があったわけでもないのに考えが急に変わり過ぎだ。ホントに月がきれいだったからという理由なのかもしれないw

でもさ、ああいう、毎日いろんなバンドを渡り歩いて、「どこでも誰とでも、すぐに合わせられる」というのにおいらもあこがれた時期がある。でも、あれって、いつまでたってもその場のセッションレベルなんだよね。高いところには行けない。自分一人だけうまくなってもしょうがない。ある程度固定メンバーのバンドでやることは重要だ。そもそも、周りの人たちが固定のドラマー入れたら君がやる場所はなくなるよ?

とにかくも、ようやくメンバーがそろった。あとはアフリカンの女性ペッターだw




↓よろしければ投票してください!

音楽(ジャズ) ブログランキング

2017年11月22日水曜日

JOHN PATITUCCHI “COMMUNION”



 
JOHN PATITUCCHI “COMMUNION”


チックやウェインのグループで名演を残しているトップ・ベーシストのひとりジョン・パティトゥッチは、自身のリーダー作としては駄作を作る名人だ。
彼のアルバムはけっこう買ったが、いいと思えるものはひとつもない。2001年制作の本アルバムもそうだ。”CHORO LUOCO”というオリジナル曲をやっているので現代のジャズ・ミュージシャンがショーロをどのように表現しているか聴いてみたかったのと、スタンダードでもあるミステリオーソとボエミア・アフター・ダークの現代的(当時ね)解釈に興味があったから買ってみたのだが・・・

購入して期待をまったくせずにCDプレイヤーで再生してみると、1曲目の冒頭3秒ですでに駄作であることがわかった。ああ、こういうジャズはおいらは好きじゃないとピンときた。アルバム通してそんな感じ。一応注目していた”CHORO LUOCO”は単にパンデイロとタンボリンが参加しただけの重いリフの曲。当然ドラムもいる。まったくショーロをショーロとしてとらえていない。パンデイロとタンボリンについてはクレジットに「パーカッション」としか書いてないあたりがブラジル音楽好きにはきついね。

それからミステリオーソはモンクの曲ではなく同名のパティトゥッチのオリジナル。駄曲だ。ボヘミア・アフター・ダークはベース1本によるソロ曲。いくらテクニシャンだからといってベースだけでやられてもつまらんね。自己中心的と感じて、なぜか(?)ロン・カーターを連想してしまったよ。

関係ないけど、ジャケットでは緑色のシャツを着ているが裏ジャケでは青いシャツ、ブックレットの裏は赤いシャツ、というファッショナブルぶりだ。





↓よろしければ投票してください!

音楽(ジャズ) ブログランキング