聴いたら危険なジャズといったらフリーしかないw フリーといえば例の友人だ。そう、この本は彼が薦めてくれたものだ。フリーというのは音楽的には最悪のくせに(失礼!)文章になるとメインストリームの100倍くらいおもしろい。
本の紹介文には「とっつきにくいと思われているジャズ(とくにフリージャズ)の敷居をさげるための入門書です」などと書かれているが“とくにフリー”ではなく、目次を見ると書かれているのはフリーしかない。「マイルス・デイヴィスのアルバムを生涯1枚も聴かなくても充実したジャズライフが送れます!」って、そんなわけねーだろ!とものすごくつっこみたくなるがそれ以上に笑ってしまう。
目次をみるだけででとにかくおもしろそう。「想像を絶する下手くそさ:ジュゼッピ・ローガン」「出したらあかん音の王者:ジョン・ブッチャー」など。目次ですらこれだから中身はもちろん最高。「持ち替えても同じ」「適当にやって最後にブギャーとやるだけ」「でたらめな運指」など、フリー愛にあふれた文章が続く。知らないミュージシャンばかり取り上げているが、このノリだけで十分たのしめる。一応アマゾンのレビューみたらフリー好きだらけで案の定みんな高評価だった。おいおい、責任持てよ~?w
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