2016年11月18日金曜日

あこがれ

知り合いに、キャノンボールみたいに吹きたいと思っていながら、どうしてもリー・コニッツみたいになってしまうというアルト奏者がいる。

 また、ゲッツみたいに吹きたいと思って常にゲッツ研究をしているのに、どうしてもジョーヘンみたいになってしまうテナー奏者がいる。

テナー奏者の方なんか、わりと個性的でいいプレイをするのだが、本人に言わせると「個性なんかいらない。ゲッツそっくりさんと言われるような演奏がしたい」のだそうだ。そういう人もいるんですね。

昨日はなしたピアノのDくんは、エヴァンスとかハービーとかチックとかキースとか、お願いするとそっくりなプレイをしてくれる。はっきりいっておもしろい。そんな彼が一番得意なのがリチャード・ティーのまねだ。

ところで、今ではトランペットにミュートをつけると絶対「マイルス」と言われるから、あまり聴かなくなったね。



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