どうも、ジャズ屋の中には「ジャズできるやつが一番えらい」とか「ジャズができればほかは何でもできる」と勘違いしている人がいる。
おいらはロック経験がないので、実はロックがかなり苦手だ。ソロをとってもロックっぽくならないのだ。それを「ロックなんて、ペンタだけでやっているから、むしろロックっぽくなるのはダメなんだ」というやつはアホである。リスナーはそんなこと求めていない。ロックにはロックにふさわしい演奏が必要なのだ。
後輩の若手ギタリストがすごくロックっぽいフレーズを弾いていたから「それどうやるの?」ときいたら、やはり「こんなのペンタですよ」と言っていたのだが、なぜかおいらがやるとロックっぽくならないのだ。
こういうのは、「ジャズしかできない」という。「ジャズができる」と言うべきときと「ジャズしかできない」と言うべきときを区別しなければならない。
知人サックス奏者も、ロカビリーや古い方のR&Bのサックスを聴いていて「こういう風に演奏できないんだよなあ。どうしてもフレーズがジャズになってしまう」と言っていた。これも同じことだ。ジャズやってるときは「ジャズができる」でいいけど、仮にトラでロカビリーバンドに呼ばれたとしたら「なんか違うねえ、ジャズしかできないの?」と言われてしまうだろう。
いえいえ、実際にロックも簡単にできる人も多いんでしょうけどね、おいらができないもんだから、戒めとして書きました。
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