ジャズのアルバム売り上げのトップを独走している「カインド・オブ・ブルー」。たしかにすばらしいアルバムだが初めてこれを聴いて「すごい!いい!」と思ったひとは多いのだろうか。
かくいうおいらは「すごいメンバーのはずなのになんかおとなしいアルバムだなあ」という感想であった。当時はJMやホレス・シルヴァーなどのファンキー系にハマっていたし、BNサウンドが他のレーベルよりも好みだったせいだろうか。あとはやはり未熟だったってことだね。正直いって「これがモードだ」などといわれてもピンとこなかったんだよね。フラメンコスケッチあたりはちがう感じはしたんだけど、ソーホワットは「静かな一発もの」としか感じなかったのだ・・・。エバンスの4度重ね和音にKOされたとかいう文章を読んだけど、それを感じるほどの音感ないしね。きわめて自然に聴こえましたw
とはいえ、今はやはりすごいなあという言葉に尽きる。特にソーホワットでのエバンスのソロが好き。ていうか、このアルバムのMVPはどう考えてもエバンスだ。
コルトレーンについてはいいプレイなんだけど、このあとの飛躍を考えると、このアルバムにおいてはけっこうどうでもいい印象なんだよねw 「それがお前の本気かあ!?」と。
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