2016年6月21日火曜日

踊れる音楽

しばらく前の話になるが、先月放送された「らららクラシック」は残念だった。ダリウス・ミヨー(ブルーベックとの関係で、ジャズファンにもなじみのある名前ではある)がブラジルのリズムを取り入れ作った、2台のピアノのための組曲「スカラムーシュ」。「思わず踊り出したくなる」を強調している割には、また例によってリズムがっちがちの演奏。踊れないって。


いつだったかの「題名」でも同じようなフレーズいってまったく踊りたくならない曲が紹介されていたような記憶がある。
クラシックは、打楽器と低音楽器が上物楽器の従という扱いから抜け出せてないから躍動感みたいなものは難しい。これは吹奏楽も同じだろう。打と低を全面に出すという感覚はポピュラー系じゃないともてないと思う。
ブラジルやラテン音楽のようにリズムこそ主役とまでいく必要はないけど、例えば花形楽器のプレイヤーが打楽器奏者などをなめているようでは状況の改善は望めない。サンバなんか打楽器奏者こそが主役という印象がある。少なくともおいらはそう思っている。

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