たまに若いひとと一緒に演奏すると、「こうしたほうがいいよ」とアドバイスしたくなるときもある。でも、あえて何もいわないようにしている。
ほとんどのひとが、自分がまだまだだと思っていても、それを指摘されるのはキライだと思うからだ。いくら親切心からのアドバイスであっても、いわれるとカチンとくるだろう。自分から習いに行っているならともかく、いきなり先輩風吹かしてアドバイスされても、というところだ。
スクールで教えている知人Jは、どんなにまずいプレイをしているひとと一緒でも、基本的にはまったくアドバイスをしない。
「オレには関係ない」「稼ぎが増えるわけでもない」とJは言うが、ちょっと照れ隠しだ。
Jは年に1回くらい、たまに若手にぽつりと「こうしたほうがいいぞ」という。若手の中は、自分がまだまだだと思っていてもJが普段何も言わないので、気を抜くやつもいればよけい精進するやつもいる。ただ、どちらも年に1度くらいアドバイスというか注意をされると、すごく気がひきしまる。アドバイスがまれだからこそ効果的なのだ。
話は変わるんだけど、知人Dは「そうはいってもブラバンあがりのやつらは、人に指摘されるのを喜ぶんだよ。そういう文化で育ってきているんだ。だからガンガン注意とかしたほうがいい」という。ホントか?そいつら、「気は確かか」?
とかいうD自身、管楽器でもなく当然ブラバン出身でもない。どうしてそんなことがわかるのだw
ところでホント困るのが、相手が女だとすぐ指導とかアドバイスとかしたくなる輩ね。管楽器奏者に多い気がするな。
この前も、明らかに男の方が「ヘタクソ」なのに、若い女に「さっきのはこうしたほうがいい」「さっきの曲、なかなかよかったよ」とか言っていた。おいおい、お前「気は確かか」?(何度もすみません、でもホントそう思ったわ)うーん、こういうふうにえらそうにするのもブラバン文化なのだろうか。
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