2017年3月16日木曜日
Road Scholars
スパイロの、2枚目のライブアルバム。クオリティは低くないが、いやかなりレベルは高いが、一応おいらがコンプリートしているつもりのスパイロのオリジナルアルバム群の中では、最も聴く気になれないアルバムだ。
なぜか。スパイロはスタジオ録音のクオリティが高すぎる。すばらしい。それをライブで演奏しても、焼き直し、別テイク、人気が衰えた音楽家の苦肉の策、みたいなイメージに思えてしまうのだ。デイブ・サミュエルズの参加もないし。
あと、「これじゃない」感ね。マリンバのいないMorning Danceはまだいい。なんなんだこのShaker Songは。こんなのShaker Songではない。ブルースやったりしてさ、ダメだって。
録音が良すぎるのもダメ。スタジオ録音と変わらないから、やっぱり別テイク的で、どうでもよくなる。
選曲はよくもわるくも意外性がある。この時期にDaddy's Got A New Girl NowとかInnocent Soul、Shanghai Gumboをライブでやっていたとは。でもそれだけかな。
ホント、このあと本格的にスムース路線にうつり、聴くに堪えないアルバムもあったりするんだけど、それなんかまだ「新しい発見」を期待してついつい聴いてしまう、しかしこのライブ盤はあまり聴く気になれない。繰り返すが、演奏内容は問題ない。 そういう点で不満はないのにね。
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