GUS
VISEUR “DE CLICHY BROADWAY”
アコーディオン奏者ギュス・ヴィズールの50年代と60年代の2つの時期の録音を収録したアルバム。前半がミュゼット、後半は編成を変えてジャズをやっている。
ミュゼット(というかフランスはほとんどそうらしいけど)で使うアコーディオンは鍵盤式ではなく音域が広いボタン式のものをつかう。小さいボタンを斜めに配列するので楽器本体が同じ大きさでもかなり音域が広くなる。音色も鍵盤とボタンでは明らかにちがうけど、ミュゼットではやはりボタンのほうが似合う。
アルバムは全体的にゆったりと聴けるけど、ひたすら八分音符の連続で演奏しているほうはけっこう大変だとおもう。ギュスの代表曲の一つ「モントーバンの火」も収録されている。曲名については、空襲を受けたモントーバンの町が燃えるところからとられたとか、モントーバンで休息をとったギュスとジャンゴが暖炉の火から連想したとかいわれている。
一般的なモダンジャズしか聴かない人には、わりと新鮮でお薦め。一家に1枚はあるとよいw、いやホント。異国に行った気になりますよ。
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