Got the Magic
スパイロ・ジャイラの本格的スムース路線第1弾。1曲目を聴いた瞬間、「あれ?」と思う。音楽の要素はスパイロそのままなんだけど、ハイハットなどの録音が「らしくない」。そして曲は箸にも棒にもかからないものが続く。
プロデューサーの意向だろうか、タイトルだけは期待させるような感じなんだよね。
「Silk And Satin」「Breezeway」 「Havana Moonlight」「Teardrops」「Pure Mood」・・・どれも、少なくとも日本人がその言葉に抱くイメージとは程遠い曲想。タイトルが違えばまだ納得できたかもしれないけど、このタイトルなもんだから「ひでえもんだ」という感想になってしまう。
ポップスとして極上のボーカル曲は、残念ながらスパイロサウンドではない。これは誰得のアルバムかとも思うけど、今までまったくスパイロを知らなかった人に対してはいいものだったのかもしれない。その割には売れなかったのだろう、ウインダムヒルとはこの1枚で終わり。やはりプロデューサーとうまくいかなかったのかも。いや、そういやこれ、チャック・ローブがプロデュースだった!だからこんなにつまらないのか・・・
↓よろしければ投票してください!
音楽(ジャズ) ブログランキングへ