MILES
DAVIS “MILES AHEAD”
同名タイトルの映画が最近話題だ。マイルスを演じているドン・チードルがマイルスとは似ても似つかない、どちらかといえば間抜け面のように感じるのはおいらだけだろうか。どうやらシリアスではなくぶっとんだ映画だそうだ。
本題のアルバムのほうの”MILES AHEAD”は60年くらい前の作品。コロンビアのアルバム単位では、マイルスとギルのコラボレーションによる第1弾。クールの誕生など、コラボ自体はもっと古くからやっているけど。
アドリブの応酬という従来のジャズとはちがい、ギルの編曲によるホーンセクションが頻繁に登場してソリストのマイルスとからみあう。正直な話、演奏者が熱くなるような演奏はここにはない。複雑だが難解ではなく、それでいて知的な雰囲気の編曲がウケたのだろう、かなり売れたそうだ。はっきりいってかっこいい。これを聴いてるところをはたからみたらおしゃれだと思わるのかもしれない。
ジャケット写真は、発売当初は白人女性の写真だったが(そっちの方が有名だろう)、マイルスが激怒したため本人のアップになった。音楽内容からすると最初のほうが合っているような気がする。
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