Three Wishes
前作をちょっとわるく言ったけど、ここで最後の盛り返しを見せるスパイロ。このアルバムは個人的にはスパイロ史上ベスト3に入る傑作だと思う。本当にこれが最後、このあとは駄作が続くことになる。
ところどころシンセが登場するけど、アコギやアコピの響きで全体的にアコースティックサウンドを重視しているかのような印象。1曲目Pipo's SongやGlidingのような美しいナンバー、ジェレミー・ウォールも久しぶりにやる気をだしたInside Your Love、Cabana Cariocaなど名曲だらけ。で、トムのRollercoasterは相変わらずトムらしいw 期待を裏切らない駄曲っぷりだw
このアルバムから参加するスコット・アンブッシュのベースがまたよい。ここではエレベオンリーだと思うけど、実はウッドも弾くプレイヤー。今までのスパイロはベースが弱かったが、これ以降かなり強化されたサウンドになる。録音の関係か、初期のゲストベーシスト時代のウィル・リーやマーカス、ゴメスもいまいちだったのにねえ。
しかしこのアルバムのすごいところは、なんとタイトルチューンが3拍子じゃないのだw ジャズの世界は「three」という単語がついたら3拍子、というお約束があったのにw
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