“INSPIRATION
& POWER 14 FREE JAZZ FESTIVAL”
このアルバム、以前「例の友人」から借りたものだが、まさか「ああ、無性に聴きたいなあ」と思うようになるとはおもわなかった。フリージャズ入門書「聴いたら危険!ジャズ入門」を読んていたら妙に聴きたくなってしまったのだ。
前回感想をそれなりに述べたが、明らかにハッタリだと感じさせるトラックがひとつだけあるが他の曲(曲と呼んでいいのか・・・)は、やはり苦痛ではない。「フリーは頭で聴かずにそのまま体感すればいい」ということなのでなんとなくという感じで聴いたわけだ。当時のファンはフリーに無理やり意味を見出したのかもしれないがそういうことを考えなければ「あり」なのかもしれない。
おいらはフリー素人だからここに収録されている曲では佐藤允彦のような静かな曲はつまらなく感じるし、集団投射はどうやら有名らしいからおそらくいいのだろうし(沖至とほとんど同じと感じるが)、ニューハードはフルバンドだがからフリーじゃない印象だし・・・といったところ。やはり山下洋輔トリオあたりがちょうどいい感じの盛り上がりだ。売れただけのことはある。
しかし、フリー本を読んだからといって、このアルバムを心から楽しめるかというとそうではなく、やはりフリーの壁は高いなあと思うのであった。フリーってそういうもんだよね。無性に聴きたくなるけど、聴いたら聴いたで「オレの時間を返せ!」と思う。この繰り返しw
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