前著の反響がよかったらしく続編が10月に刊行された。大変うれしいことだ。音楽や映画は「1がすごいときは2は駄作」という法則(?)があるが、この本はまったくそんなことはない。
続編といっても無理やり絞り出しているわけではない。小川氏の前書きにもあるとおり、戦前・戦中・戦後が中心となっている。ジャズファンならその頃の日本ジャズの話は大好きだろうとおもう。日本のジャズ黎明期を知っている人たちの多くがすでに他界しているし、本に収録されているひとたちもかなりの高齢。小川さんにはさらに精力的に動いてもらって、できるだけ早く第3弾、第4弾と出してもらいたい。
それにしても、この企画がもう10年早ければと悔やまれる。そのころはまだ存命なジャズ関係者はもっとたくさんいただろうから。値段は少々高いけどぜひとも買って読んでほしい。ここ挙げたいエピソードが山ほどあるがネタばれにもなるので書かない。前作同様、全ジャズファンに読んでほしい名著だ。
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