2016年12月18日日曜日

逆さ言葉の悲劇



今回は固有名詞がでてくるからわかるひとはわかるかな。

今も昔も程度の差はあるけど、バンドマンは逆さ言葉をつかう。ギターはターギ、ベースはスーベ、ピアノはヤノピ(アノピだと言いづらいので)、ジャズはズージャ、ロックはクーロツ、アンプはプーアン、など。

昔、ハコで入っていたバンドでは歌謡曲と静かなジャズをやっていた。分厚い楽譜集を2冊渡されていて、曲の終わりになるとバンマスが「赤250」とかいうので赤い楽譜集の250番の曲をすぐに演奏するという感じだった。ところが番号を言わない場合があって、例えば見開きの左側のページの曲をやっていて次に右側の曲をやる場合は「なりと~(隣の逆さ言葉)」というのであった。
後年、おいらがリーダーでバンドをやったときに同じケースだったのでエンディングに入る瞬間に「なりとー」といったらとなりのアルトサックスの成戸さん(おいらより10歳くらい上)がコーダでフレーズをからめてきた。一瞬なんのこっちゃと驚いたがすぐに気づいて休憩時間に必死にいきさつを説明した。





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