「例の友人」から勧められたこの本。読み終わりました。
予想にたがわず面白かった。「いまのジャズを支えるミュージシャンの横顔を紹介」とかいてあるんだけどね、申し訳ないけどメインストリーム側の立場でいわせてもらうと、ここに載っている人たちが支えているとはおもわないし(そもそもほとんど知らねえ)いなくてもまったく困らないw
「超下手くそ」「ゴミ箱を地面にまき散らしたような」「嘔吐」「ノイズ」「やかましい」「アホ」などという言葉を入門書で使うのはフリージャズの世界以外ありえない。これらはすべてほめ言葉というのがまたすごい。かつてこれほど愛があふれるジャズ入門書があっただろうか。マジに聴きたくなってくるから恐ろしい。
文中にやたらと「エンターテイメントだ」とかかれているが、絶対にちがうw だまされてはいけない(はずだ)。不覚にもフリーが聴きたくなってしまった。「それはフリーじゃないよ」といわれるかもしれんがとりあえずドルフィーのOUT TO LUNCHを聴いてみたら、以前はけっこうキツかったはずがまったくもって普通だった。よくもないけどわるくないと感じたのはこの本読了による成長のおかげか。
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