2016年4月28日木曜日

ブラジルもどき



少し前、BEGINがブラジルでライブやったというドキュメンタリー番組がBSで放送された。それがすごいこととかという内容ではなく(ブラジル公演は3回目だし)、テーマがよくわからないのだけど、あえていうならブラジルのリズム「マルシャ」をとりいれたということなのかな。日本にあるブラジル料理店でブラジル料理とカイピリーニャを飲みながら、店主や客という設定の芸能人とトークしつつ現地でのVTRが流れるという構成なのだけど、どんな曲もマルシャになるということになり(ジャズで4ビート曲をボサノヴァにするみたいなもんだね)中島みゆきの「時代」とかをBEGINの3人がカウンターで演奏した。

ギター、アコーディオン、タンバリンという構成なんだけど、ブラジル音楽といいつつパンデイロでなくタンバリンというのは妙に違和感があった。上手だったけど。ブラジルにもタンバリンはあるそうだからいいのかね。ギターがガットじゃなくてスチール弦でしかもカッティングしてるのは・・・まあ仕方ないか。リズムがマルシャといっているんだけど2,3曲やってるとどうきいてもただのボサノヴァのように感じた。

番組の最後は全員で1曲やったんだけどウクレレ、カスタネット、マラカスなどが参加して、番組制作者はもしかしてこれでブラジルっぽいと思っているのだろうかと唖然としてしまった。カヴァキーニョではないわけだ。知っててやるならかまわないけど、知らないでやっていたとしたらあとでブラジル音楽を知ったときに消し去りたい過去になるのだろうなあ。



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