2016年4月21日木曜日

80年代について思う



ウィントン・マルサリスが登場した80年代からジャズがつまらなくなったという意見がある。80年代でも優れた演奏を収めたアルバムは多数あるが、たしかにウィントンの演奏はつまらない。驚くことにハービーやウェインなどの60年代から最前線を走ってきたミュージシャンまでが80年代になって突然つまらなくなった。そういう落差が特に大きいのがギル・エヴァンス。


これなんかはただただひたすらにダサい。そのうえつまらない。さらにわるいことに長い。75分くらいあるのにVOL.2もある。50年代~70年代にかけてあれだけ緊張感のあるサウンドをつくっていたミュージシャンですらこれである。スタープレイヤーがいるから一瞬光るけど彼らのソロが終わるともとのかっこ悪いサウンドにもどるのだ。結局、時代にのれなかったということなのかな。


80年代といえば、もう1ついいたいことがある。音楽以外のセンスがダサいということだ。70年代は音楽もファッションも確かに古くさいんだけどいかにも70年代らしくていいよね。でも80年代って、見ていてイタいでしょ。たまにバブル期のドラマのシーンとか見ると、みんながなんともいえぬ気まずさを感じるというか。このジャケットもダサいよなあ。このモデルさんの眉毛も太くて、前髪はカールしてるんだろうなあw


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