2016年7月12日火曜日

TRIO MADEIRA BRASIL “AO VIVO EM COPACABANA”








TRIO MADEIRA BRASIL “AO VIVO EM COPACABANA”

ブラジルの弦楽器トリオ「トリオ・マデイラ・ブラジル」のライブ盤アルバム。数年前に透明感あふれる女性ボーカルのホベルタ・サーのバックを務め一気に存在感を増した彼らが原点に立ち返って3人だけのライブをコパカバーナ行った。とはいってもじつは最大の目玉はゲストでヤマンドゥ・コスタが3曲参加していること。おいらが購入する決断をしたのもこれだったりする。

で、まずアルバム内容とはまったく関係ない話。YOUTUBEで同時期のライブ(ゲストなし)がまるまるアップされているのを見たのだが、ひさしぶりにあほなカメラワークに腹が立った。カメラに映るのはほとんど7弦ギターのマルセロ・ゴンザルヴェスばかり。基本的に伴奏だけなのに。
メイン・メロディのホナウドはそれよりちょい少ない。6弦ギターのゼ・パウロ・ベッケルはとにかく映らない。メロディを弾いていても映らないし。複弦5コースの珍しい楽器ヴィオラ・カイピーラを弾いていてもまったくカメラから無視されている。やっとアップになったのはギターのボディを叩くパーカッシヴ奏法をしたときだけ。あほすぎる。半分以上の編曲と作曲で、演奏以外での貢献度は一番高いのに。

ハダメス・ニャッタリの”SUITE RETRATOS”という曲が収録されていると表記されている。ヤマンドゥ・コスタの最新アルバムでもやっていたから納得。この曲はブラジルの偉大な作曲家4人、ピシンギーニャ、アナクレット・メデイロス、エルネスト・ナザレー、シキーニャ・ゴンザーガのそれぞれの名前を曲名にした組曲。クラシック・ギターの世界でもよく演奏されている。トリオ+ヤマンドゥという編成での演奏を楽しみにしていたのだけど収録されているのは第1楽章だけ。え~そりゃないだろと思った。




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