2016年7月17日日曜日

変顔



昔、チック・コリア・アコースティック・バンドが好きだと言ったら「君、かわってるね」といわれたことがある。その気持ちはわかる。あの枯葉のしょーもないリフはおいらでも閉口する。
しかしチック・コリアはやはり偉大だ。コロコロと方向性がかわるが自分のやりたいことをいとも簡単に表現できるというのはすごい才能だ。


アコースティック・バンドについては、90年代初頭の発足初期のライブ映像みると若気の至りでパティトゥッチがヘンな表情をしまくっている。90年代半ばになるとそれがもっとヘン顔になる。ドヤ顔にちかい。三遊亭好楽以上だ。イタリア系の彼だからなんとか許容できるが日本人が同じことをやったらとおもうとぞっとする。
彼がブラジルでミルトン・ナシメントなどの現地ミュージシャンと一緒に演奏した映像をみたらヘン顔がさらに磨きがかかっていて完全に浮いていた。なぜかわがことのように恥ずかしかったなあ。


なぜなんだろう、ブラジル人がニコニコしながら演奏するのはかっこいい。アメリカ人になるとちょっと変顔というかかっこつけてるように思える。日本人がやるとこっちが恥ずかしくなってくる。


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