Morning Dance
文句なしにフュージョンの歴史に残る名盤。ジャケットの意味不明というか怖さとはうらはらに、全編さわやかなサウンドが続く・・・わけでもないか。
はっきりいうと、初めて聴いたとき評判の高かったタイトルチューンはどうでもいいと思った。デイブ・サミュエルズのマリンバの録音はよくないし、能天気な明るさではないところがなんとなく気にいらなかった。そのかわり2曲目以降に完全にノックアウトされた。Jubileeはホーンセクションのかっこよさが最高で、ウィル・リーのベースも非常にいいノリ。これもジェレミー・ウォールの曲です!Rasulでエンディングに向かって上っていくジェイのフレーズも最高、Song for Lorraineでの4ビートになる瞬間とか、とにかくかっこいいアルバム。
熊谷美広師匠が「マイケルのベストソロの1つ」といったStarburstはどうかと思うけど、スパイロ史上最高人気の1つIt Doesn't Matterでのソプラノとチェット・カタロのギターは涙が止まらない。
それからジェレミーによるLittle Lindaもスパイロ史上最高にキャッチ―な曲の1つかな。コンガをバックに、ジェイとサミュエルズがいいソロを繰り広げる。
アルバムがここで終わればよかったんだけどねえ。最後の曲は、ど~でもいいという感じ。スパイロの多様性を表してはいるんだけどね。
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