2016年7月24日日曜日

ジャズにおける苦痛



ジャズを聴きはじめてある程度知ったころはベースソロが苦痛だった。おいら以外でもけっこう多いんじゃないかな。名盤といわれるマイルスのマラソン・セッションでもポール・チェンバースのソロは苦痛だった。なんだかよく聞き取れないしいい演奏だとおもえない。アルコ奏法でもギコギコやっているだけでメロディックではない。1コーラスくらいなら我慢するけどライブ盤とかで延々とやられると困る(ダグ・ワトキンスとか)。ソロをとっているプレイヤーよりも、やらせているリーダーとそのトラックを収録したプロデューサーに対して腹立たしくなってくる。さらに、これを生で聴かされていた聴衆に同情の念がうまれてくる。
初期のエディ・ゴメスみたいにピアノによるコンピングなしという状態だと、その苦痛はさらに増幅するね。

まあこの境地になるまえのジャズ初心者の段階だと「ベースソロがいいと思えないのは未熟だからだ」と思い込んでしまうんだけどね。ちなみにおいらはドラムソロも嫌いでした。音階がないからw




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