HERBIE
MANN & THE BILL EVANS TRIO “NIRVANA”
ジャズファンにとって、ニルヴァーナといえばこれである。
チャック・イスラエルズは過小評価組の一人だ。彼を低くみているひとはこのアルバムを聴いてほしい。タイトル曲においてエヴァンス、イスラエルズ、モチアンの3者は完璧だ。丁々発止のインタープレイなどというものがなくても三人が対等である。ついでにいうとマンも含めた4人が対等に幻想的な音楽を作り上げている。
ニルヴァーナというのはサンスクリット語で涅槃という意味だそうだ。それが表現できているのかどうか知らんがこの曲はひたすら美しい。ハービー・マンというとメンフィス・アンダー・グラウンドやカミン・ホーム・ベイビーを思い出して「ああ、あれねw」とおもうひとも多いだろうが、このアルバムはまったくちがう。クラシックやフュージョンでは明るく透き通ったイメージのフルートが、ジャズになるとなぜかダークになるがこのアルバムもそう。真夜中に音を小さくして聴きたい。
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