2月の記事「あるギタリストの肖像」で紹介したT氏、いまになってもう1つ思い出した。
先回はテンポが速すぎて対応できない曲を、今回限りの飛び入りのくせにえらそうに「この曲やめよう」といった話をしたけど、まだありました。
おいらが持ってきた「スピーク・ライク・ア・チャイルド」、最初モードしか書いていない楽譜を渡した。ソロだけやってくれればと思っていたから、それで十分かと考えてね。
(ジャンルとしての)ブルースしか知らないT氏はその楽譜を見て「?」となっていた。T氏にバッキングをしてもらうつもりもなかったけど、しょうがないからその場でコードに書き換えてやったのだ。コードの方がなじみがあってやりやすいだろうから。ただし、もともとモード曲だからテンションだらけですよ。
「はい、コードに書き直したので」
と楽譜を渡したら、T氏はしばらくそれを眺めたのち、「これ、やめよう」といったのだった。トホホ。
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