以前にも似たようなことをいったけど。
音楽のジャンル分けに意味はない、ということをミュージシャンのインタビューなどでみかけるが、だからといってジャンル分けを積極的に否定するということではないとおもう。音楽などの文化に限らずどのようなものでも大きな区分けが存在する。そういう区分けがないというのはむしろ乱暴な決め方だ。もしジャンル分けがなくなったら音楽産業はもっと衰退するだろう。何を買っていいかわからないから。聴く側としては自分が好きな種類の音楽をやっているから買うという安心感があるわけで。
ジャンル分けが明確にできないような内容で「帯にジャズって書いてあるけどジャズじゃねえじゃん」とつっこまれようが、メーカー側には一応ジャンルを記載してもらいたい。
大昔はおいらもけっこうジャンルを分けることにこだわったけど、最近は特に気にしないようになった。ヤマンドゥ・コスタが2014年に出したアルバムでベースとデュオでジャンゴの”TROUBLANT BOLERO”をやっていてちゃんとソロ回しもしているのがある。以前のおいらなら「わははは!これはジャズだ!」などと言っていたと思うが、今では「形式的にはジャズにかなり近いがヤマンドゥによるブラジル音楽だね」という見方なのだ。歳をとったということかな。
話が少しずれた。「ジャンルがない」などというのは「自分はなんでも理解できる」というかっこつけアピールだ。わざわざ「音楽である」という共通項だけを持出してどうすんの?といいたい。さらには、この違いがわからんのか、とつっこみたい。「どのジャンルも好き」というほうがスマートだよ。
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