2016年3月1日火曜日

譜面音楽



クラシックとそれ以外のポピュラー系音楽の大きくちがうところのひとつが譜面だとおもう。クラシックは譜面をいかに忠実に再現するかがかなり重要であり、そのため表現するためのさまざまな情報が書かれている。それに対してポピュラー系音楽では譜面には最低限必要なことしかかかれておらず、そこに演奏者が音楽的言語を加味して演奏する。そのためいかにその音楽に精通しているかが場合によっては技術以上に重要となる。

ジャズなどは最たる例で、(キメなどは別にして)譜面通りなのは曲名とキーだけで、音階、リズム、テンポなどが書いてあるとおりに演奏されることはまずないうえにそれ以外の付け足す部分が大量にある。ときどきジャズに興味を持つクラシック系や吹奏楽系のひとをみるが譜面に頼ろうとすることが多い。

ジャズの言語(アドリブではない)を身につけるにはジャズを好きになるしかなく、どんなに譜面ソロを演奏してもジャズっぽさはだせない。日本の英語教育では結局英語を話せないのと似ている。




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